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MIXIデザイン職が新卒デザイナーにおすすめしたい本52冊を一挙紹介します!
MIXI デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループの関です。
夏もいよいよ本番です。
暑い日は、クーラーの効いたお部屋で冷たい飲み物と本、または涼しい避暑地に移動して木陰で読書などはいかがでしょうか?
今回は、MIXIデザイン職に聞いた「新卒デザイナーにオススメしたい本」52冊を紹介します。
新卒1年目に読んでおけばよかった本、デザイン職のキャリアを重ねるなかで自分に力をつけてくれた本など、選ばれし52冊を一挙ご紹介します。
この夏のあなたのひとり時間のお供となる1冊、見つけてみませんか?
MIXI デザイン職が新卒デザイナーにおすすめしたい本 全52冊 五十音順・難易度別!
ここからは、MIXIデザイン職がおすすめする本を独断と偏見で3つの難易度に分け、本のタイトルとおすすめの理由を紹介します。
易(読みやすく、わかりやすい!おすすめ!)本 37冊
1.「アイデアのつくり方」
コンパクトながらクリエイティブな思考プロセスの本質を捉えた書籍です。アイデア作りを単なる閃きや才能ではなく、だれもが学び実践できる体系的なプロセスとして解説しています。
短時間で読め、すぐに取り組める内容ですので、ぼんやりとでも頭の中にインストールしておくとよいと思います。
(Proofreading by Claude 3.5 Sonnet)
2.「アメリカの中高生が学んでいる話し方の授業」
コミュニケーションを取る上でのコツや心構えなど、雑談にも使える内容が詰まっていてデザインの提案をするときに使えるかもです。
3.「カモメになったペンギン」
組織変革のプロセスが学べます。
4.「『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ」
近い未来、組織を牽引していく新卒のみなさんにぜひ。
漫画を見たことない人でもリーダーシップ論を学べます。
5.「ショーハショーテン!」
漫画です。デザイナー向けか?と聞かれると悩みどころです。
「左利きのエレン」や「午前3時の無法地帯」などデザイナーさんっぽい漫画もありなのですが、こちらはあの「バクマン」「DEATH NOTE」でも有名な小畑健先生が連載している漫画です。
日本一のお笑い芸人を目指す高校生のお話なのですが、時折入る「お笑い」とはなんぞや、「共感」の作り方などヒントが詰まってる気がしています。
「お笑い」を作ることからデザイン、動画構成、コミュニケーションなどには直接は結びつかないかもですが、なにか感じてもらえるとうれしいです。
何よりおもしろいから見てほしい!
6.「ストーリーボードの教科書 伝える映像の設計図」
動画制作用ですが、基本を押さえつつコンパクトな内容で読みやすいと思います。
7.「チャートで考えればうまくいく」
資料作成やプレゼン時の考え方の整理にオススメです。
ダラダラと内容を考えて収集がつかなくなったときに、客観的かつ端的にまとめられるよい手法でした!
8.「デザイナーが最初の3年間で身につけるチカラ」
新卒の頃の「ここって確認しなきゃなんだっけ?」「先輩忙しいし確認しないでおこう」→「先輩に怒られちゃった」のような経験の追体験ができます。
毎日何かしらデザイナーが考えて突破しているABの扉(?)を天国ルート、地獄ルートのストーリーに沿って進んでいくわかりやすい本でした。
9.「デザイナーのための心理学」
根拠のあるデザインをするために読んでおくと役に立つ本!
10.「同じ素材&テキストなのに、こんなに違う!デザインのネタ帳 」
具体的な作例があり分かりやすいです。
(おすすめ本にあげましたがまだきちんとは読めておらず、自分も読もうと思っています)
11.「デザインの言語化 クライアントの要望にこたえる4つのステップ」
言語化の例が事例つきで紹介されているので、読みやすいです!
12.「デザインの伝え方 ―組織の合意を得るコミュニケーション術」
「最良のアイデアが勝つとは限らない」と本書で書かれているように、組織で合意形成を取るためにはデザインスキルと同じくらい、コミュニケーションスキルや人間関係が大事だということが、テクニック付きで紹介されていておもしろいです!
13.「デザイン入門教室[特別講義]」
デザイナー以外の方にもおすすめの本で、非常に基礎的な内容が書かれています。なんとなく作ってしまっていることや、やっていることがしっかりと言語化されている本です。
どんなデザインにもまずは基礎力が大事だと思うのでおすすめです!
14.「なるほどデザイン」
9年前の本ですが今でも変わらない「デザインとは何か」の基礎をしっかりと書いている本!
おそらく若手〜中堅のほとんどの方が読んでいるのではないかなと思いつつ、もし見ていない人がいたら読んでほしい本です。
15.「はじめてのUXデザイン図鑑」
UXデザインの基礎から実践までをわかりやすく学べる入門書。デザイナーではない私でも理解しやすい内容になっており、新卒デザイナーの皆さんにもにぜひ手に取っていただきたい1冊です。
・初学者でもわかりやすい:タイトルにある通り、「はじめて」のUXデザイナーを対象としているため、初学者でもすんなり理解できます。
・多様な業界の事例を紹介:ウェブサイト、モバイルアプリ、製品デザインなど、様々な分野のUXデザイン事例が取り上げられています。実際に自分がつかっているサービスも紹介されていてイメージが湧きやすいです。
・図解があり読みやすい:UXデザインの基本概念から実践的な手法まで、図解を多用して視覚的に理解しやすい構成になっています。
・ユーザー目線や人間心理のおもしろさを学べる:ユーザーの行動パターンや意思決定プロセスについても掘り下げており、ユーザー体験デザインの奥深さや人間心理のおもしろさを同時に学べます。
16.「フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」
本書は主に欧文フォントについて言及されていますが、ブランディングへの考え方、「伝える」手段であるデザインとしてのあり方までも学べる本でした。
読みやすいし、タイポグラフィが好きな方にも刺さると思います。20代のうちに出会ってよかった本です。
17.「もしアドラーが上司だったら」
アドラー心理学は対人関係の悩みを一掃する強力な「武器」ですが、職場でアドラー心理学を当てはめるには「コツ」があります。その方法を小説仕立てで教えるのが本書です。
アドラー心理学をここまで分かりやすく書いてるのは初めて見たかもしれません。
職場でのコミュニケーションやリーダーシップについて学べます。
自己肯定感や人間関係を築くヒントがあるかも。やさしい世界で読みやすいです。
18.「もっと からだ整えおにぎりとみそ汁」
「新卒デザイナーにおすすめしたい本」という趣旨から外れている答えかもしれませんが、
・美味そうに見える本のサイズ感
・写真の画力、シズル感
・器や背景色の絶妙なチョイス
おにぎりと味噌汁という2つの品だけで、ここまで腹減るか〜と本屋で見かけて感動しました。
19.「巨匠に学ぶ配色の基本」
名画から配色を学べる切り口が、非常に入りやすく読みやすいと思います。 また、名画の配色を変えて比較して見せてくれるのでそれもとても納得感がありました。
デザイナーを目指す方ならご存知な内容が多いかもしれませんが、個人的におすすめしたい本です。
20.「決めつけてはいけません、他人を。何より自分を。--気楽さとやさしさの倫理学」
心のデザインがされる本です。
21.「見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン」
6人の登場人物が出てきて、いろんな「困った!」を教えてくれます。
漠然としたデザインではなく、伝わるデザインとは何かを考えるきっかけになるかも?
22.「言葉ダイエット」
Slack上でもドキュメントに残す場合でも、わかりやすい文章の書き方は必要。丁寧に言えばいいということでもなく、何を伝えて、何について返事がほしいかはデザインの提案でも必要なシーンが多いと思います。
23.「好かれれば9割成功 嫌われれば9割失敗 人の好意を自在に操る心理技術」
人間関係って大事です!
24.「好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集」
アイデアを出す回路が1本増えるかもです。
25.「仕事も人生もスーッと整う 幸せになる練習。」
女性向けな部分もありますが、心が重くなってきたときに読むと対処法が見つけられるかもしれません。
私が新卒のころ読めていたらなと思い、おすすめします。
26.「行動経済学が最強の学問である」
人の行動や意思決定がどんなところで働くのか、お仕事や日常の広い範囲で、参考になるかもです。
27.「佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた」
デザイナーさんというよりひとくくりに仕事をしやすくなるための要素が入ってるかなと思います。
ある種ゆるく生きるために何を締めればいいかがなんとなくわかる気がしてます。 あまり本を読まない僕でもぬるっと流し見できました。
28.「左利きのエレン」
広告業界を舞台にクリエイターの葛藤を描いた漫画で、読むとなんだかとってもやる気がでます。
デザイナーという職種は大変なこともたくさんあるけれど、ワクワクする!と改めて感じられる漫画です。
29.「世界を変えたブランド広告」
できるデザイナーは名作を良く知っている。年齢はあまり関係ないかなと思ったりしていますー☺️
30.「伝え方が9割」
超有名な本ではありますが、社会人としてインプットしておいて損はないと思ったのであげました。
デザイナーは特に相手に「伝える」ことが重要な職種なので、必須だと思います。
コミュニケーションのコツが捕まえられる本。マンガ版だとさらにさっと読めてわかりやすい!
31.「入社1年目の教科書」
自分がMIXIに入社した際に最初に配られた本。
定番ですが、社会人に必要な基礎マインドが記載されてます!
32.「売れ型 誰でも売れるアイデアが湧き出す思考法」
企画を考える基礎的なことが書かれています。
アイデアは誰にでもあると思いますが、それを細分化して言語化することは意外と難しく、言語化できていないとせっかくおもしろいアイデアもおもしろくなくなってしまいます。
まずはこの本の通りに企画を考えてみると言語化もしやすいと思います。
33.「北欧フィンランドのかわいいデザインたち」
かわいい北欧の商品のパッケージが、ずらっと並んでいるだけの本です。
デザインに行き詰まったり、「自分はなんてセンスがないんだ」とよく落ち込んでいた新卒時代に、よく眺めていました。
頭をからっぽにして、自分が「いいな、かわいいな」と思ったデザインにただただ触れるだけの時間。今となっては大切だったと思います。
34.「1分で話せ」
要点を集約する思考を続けていくことで、大事なことがなんなのか、本質はなんなのかが解りますし、業務上も伝えやすくなります。
35.「CG WORLD」
CGと言えばこれ!という月刊誌です。
内容はピンキリですが、クリエイターや制作会社が使用しているPCの紹介から基礎・最新の手法・作品の裏側などいろいろな特集があり、毎月読んでいるとCG現場の今が分かります。
36.「filmmaker’s eye : レンズの言語 映画のシーンに学ぶ画作りとストーリーの語り方」
映画や撮影って聞くと、自分には関係ないって思う人も多いかもしれへんやん?でもな、この本は視覚的なコミュニケーションに関わる全ての人にとって、めっちゃ有益な1冊やねん。
この本は、映像をどうやって構成して、どんな風に表現するかを分かりやすく教えてくれるんや。視覚的表現を構造的に分析して、体系化し、それを実践的な視覚表現に還元するためのトレーニングを提供してくれるんや。
視覚要素がどのようにデザインされて、感情や物語を伝え、人々の心を動かすかについて解説されてるんやで。 映画が好きな人にも、カメラの専門的な話は飛ばしてもええから、普通に読み物として楽しめる内容やと思いますわ。
この本で、視覚的なコミュニケーションの力を学んで、実践に活かせるんちゃうかな。しらんけど。 ぜひ読んでみてください。きっと新しい発見があるはずやし、楽しめると思います。ありがとう!
(Proofreading by Claude 3.5 Sonnet)(兵庫県神戸市出身の40代男性化 by Chat-GPT 4o)
37.「uGUIではじめるUnity UIデザインの教科書」
Amazonプライムで無料で読めます。
UnityでUIを組み込む際に一読しておくとよいです。
中(そこまで易しくはないけど読む価値あり!おすすめ!)本 12冊
1.「UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学」
UXとなっていますが、UIデザインをするうえでのお作法に心理的根拠があることがわかります。
心理学というとオカルトチックに聞こえるかもですが、それなりの研究結果である思うので腹落ちする部分が多いと思います。
2.「センスは知識からはじまる」
いわゆるグラフィックセンスであったり、正解に早く辿り着く能力であったり、そういった「センス」と呼ばれるものの正体は何か?どうしたらセンスを身につけることができるか、その力学について学べる名著です。
3.「ちいさくはじめるデザインシステム」
SmartHR社が実際にデザインシステムを作りながら経験したノウハウが入ってます〜!
4.「とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法」
「仕組み化」という言葉の定義をあらためさせてくれる本です。
5.「なぜ、あの「音」を聞くと買いたくなるのか サウンド・マーケティング戦略」
サウンドデザイナー向けですが、無意識に影響を与えるサウンドを軸としてユーザーに与える影響をまとめた本。
無意識だからこそ新しい視点もあると思うのでおもしろいと思います。
6.「仕事ができる 具体と抽象が、ビジネスを10割解決する。」
抽象ってなに?具体と抽象の関係性は?具体と抽象の概念把握に有効です。(「13歳から鍛える具体と抽象」は、より読みやすくわかりやすいです)
7.「思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方」
思考の過程が整理でき、考える力がつきます。
8.「実践ゲームUIデザイン コンセプト策定から実装のコツまで」
UIの作り方はさまざまですが参考になると思います。
これを参考に応用するつもりでいるとよいと思います。
9.「手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略」
ブランディングやポジショニングなど、色々なコミュニケーション戦略をまとめて体系的に説明してくれるわかりやすい本です。
(古い情報もありますが、全体的にざっくり理解できるのでおすすめ)
10.「新規事業を成功させる PMF(プロダクトマーケットフィット)の教科書 良い市場を見つけ、ニーズを満たす製品・サービスで勝ち続ける」
プロダクトの状態を体系的に知ることができます。
自分たちのプロダクトが現在どのフェーズにいるかを理解しながら作っていくことに対して手助けをしてくれます。
11.「世界一流エンジニアの思考法」
思考法というタイトルですがマインド面や著者が働いてる環境も知れて、とても学びがあるなと思いました。
エンジニアの方の本だがとても読みやすく参考になるところが多いです。
デザインで何を成すのか、どう用いるのかのマインドセット獲得におすすめです。僕も参考にしてます。
12.「孫子の兵法」
「実用的な思考術」を紹介していて、「勝負事」に活用できる方法を紹介した本。 ビジュアルから入りたい人は「眠れなくなるほど面白い図解」から読むのもおすすめです。
難(難しいけど読む価値あり!おすすめ!)本 3冊
1.「ゴジラ音楽と緊急地震速報〜あの警報チャイムに込められた福祉工学のメッセージ〜」
サウンドデザインの試行錯誤が読める書籍。音に対する価値観が変わるかもしれません。
2.「影響力の武器」
“説得”される人の心理や、とある要求などに対して「イエス!」と”納得”する人の心理などの原理原則がまとまった1冊です。
3.「音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション」
映像の中の「音楽」や「効果音」についてどんな影響があるのか、音と映像が組み合わさることで感動を高めることについてなど書いてあります。
専門的なことも多く従事者でなければ少し入りづらいかもしれませんが、いつの時代も普遍的に与える影響について書いてあるのでおもしろいです。
以上、52冊の「新卒デザイナーにおすすめしたい本」の紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
夏の静かな読書タイムのお供になる1冊を見つけてもらえたらうれしいです。
MIXIでは一緒に働く仲間を募集しています。