ミクシィのサービスが好き。だから、ここで働く
2023新卒採用が始まっています!そこで、ミクシィで働くデザイナーのショートインタビューを公開します。
今日はみてね事業部に所属するUIUXデザイナーのお話です。
━━自己紹介をお願いします。
みてね事業部のデザインチームに所属している野添です。ミクシィに新卒で入社し、もうすぐ6年目になるところですかね。主にアプリのUIUXを担当をしています。
月並みかもしれませんが、幼少期は絵を描くことが好きでした。自分が描いたり作ったりしたものに対して「上手だね」「器用だね」って褒められて、それが嬉しくて、ものを作ることが楽しいなっていう気持ちになって。
高校は美術科がある公立高校に進学をしました...きっかけは、勉強よりも絵を描いていたい気持ちが強かったからです(笑)高校3年間はデッサンとか制作に熱中していました。
━━今の仕事、UIUXにはどこでつながるんでしょうか。
絵を描いたりなどの制作活動と並行して、中学生のときから趣味でホームページを作ったりしていました。独学の、すっごいガタガタの知識なんですけど、寝る間も惜しんでコーディングとかして。
今言えばUIですけど、Webサイト作ったりすることがすごい楽しかった。遊びのような感覚でコーディングとかやっていました。
━━将来なにをしていくのか、進路に悩みそうですね。
高校で描写力みたいなものも身についてきて。油絵のようなファイン系に行くか、デザインの道に行くか悩む場面はありました。
デザインって自分だけで完結するものではなくて、人が使ってくれて反応が返ってくるものだと思っています。私は、自己表現よりも誰かに使ってもらって、喜んでほしいっていう気持ちが大きかったので、デザインの道を選びました。
ちなみに、油絵にはあまりのめり込めず、思うほど上達しなかったです(笑)
━━ミクシィ入社の理由は。
大学の専攻がプロダクトだったので、家具を扱う会社のプロダクトデザインとかも受けたし、Web制作会社や広告系も受けました。「ちょっと興味あるかも」って思った会社はひたすら受けていく、みたいなことを最初はしてたんですけど...。
ある日、友達から「ほんとにそれって好きな会社なのか?」っていう視点をもらって。受けていた会社はなんとなくよさそうな企業、みたいな。働くイメージもそんなについてないところばっかり受けていたんですけど。
「この会社の作るものが好き」とかそういう視点はないの?みたいな話になって。そこで、ミクシィが思い浮かんだんです。
━━ミクシィが作っているものが好きだった、と。
高校生の時からSNS『mixi』を使っていて、クラスメイトに布教しまくったりするくらいすごく好きでした。
スマートフォンゲームが流行り始めたときも、元々ゲームにそんなに興味がなかったけど、モンストだけは「面白いゲームだな」と思っていました。その頃流行っていた他のゲームとは違って、唯一、皆とわいわい遊べるスマホゲームでした。
学生の頃はお金がないから、美容室代とか結構節約したいですよね。そこでminimoに出会って「なんて便利な!」って思ったら、運営がミクシィ。「これもミクシィなんだ!へー!」みたいな感じですよね。
スマホのアプリを使っていて、「これいいな」って思ってるものは全部ミクシィが作ってるんですよね。取り組んでいる領域に共感するものばかりというか。なので、自分が入れるか自信はなかったですけど、面接を受けてみようと。
━━ミクシィに入ってこういう仕事をするんだ、とイメージはあった?
持っているつもりで、全然持てていなかったですね(笑)
UIって...インターフェースを作ることでしょぐらいの理解しかなかった。その先の、もっともっと根底の、このプロダクトでどういう体験をしてほしいかっていうところが抜けていた...というか全然足りてなかった。
プロダクトを実際に使ってもらって、検証して、改善して、ということを学生のときにもっとたくさんやればよかったと思いました。働き始めてから思い知って、「なにもできてない」って思いながら最初は働いてました(笑)
━━少し脱線しますが、「UX」って大学の授業とかで出てきました?
いや、出てこなかったですね。
━━それってなぜなんでしょう。時代もあるのか、専攻の影響か。
私たちの世代のポートフォリオがどんなものだったかは分からないですけど、少なくとも私の周りでは「UI/UXデザイン」っていう括りはほとんど認識してなかったし、そういうものを教えてくれるクラスもなかったので。
ただ、今まで好きでやっていたことを仕事にしたものがこれだなという感覚はありました。私にとって新しい名前のデザイナーだなって思ってました。
━━現在の業務について教えてください。
チームの仕事の進め方がプロジェクト制になりました。
「どんな施策が考えられるか」と全員で案を出し合ってから、「今期はこの施策をやります」とタイトルが決まります。で、そのタイトルに対してデザイナー2人、エンジニア2,3人、あとはマーケやビジネスなど、各分野の人がアサインされます。
それを一つのチームプロジェクトとして、デザインから実装・リリースまで進めるっていうやり方をしています。
━━プロジェクトの数ってどれくらいあるんですか?
今だと4〜5くらいかと思います。
━━その中で、野添さんはどのような役割を。
1つ、プロジェクトリーダーを任せてもらいました。
やることとしては、企画の進行...方針の策定とか、プロジェクトを引っ張っていく仕事になります。各分野の責任者(エンジニア、デザイン、マーケ、ビジネス、そしてPO)と意思疎通をはかったりもします。
プロジェクトには、私ともう1人デザイナーがいるので、UIデザインは基本的にはその人にお願いをしています。なので、最近の私は、がっつりデザインという感じではないかもしれないですね。
━━プロジェクトリーダーの経験はこれまでにも?
今までも似たような立ち位置になったことはあったかもしれないですけど、プロジェクトが組まれて「あなたはリーダーです」と任されたのは初めてですね。慣れてはないので、苦手意識はあります(笑)
━━キャリアとしてチャレンジする局面ですね。
やれるようになりたいんですよね。多分上手な方ではないんですけど、物事を進める力が欲しいというのはずっとあって。「リーダーやってみる?」って言われて、非常にいい機会だなと思って。
━━上司からの期待があるのですね。
そうだと思います。「できるようになっている姿が見えます、僕には」みたいなことを言われました(笑)
━━上司との日頃のコミュニケーションって、どんな感じですか。
基本的には任せてもらえることばかりですね。私の意思とか考え方をすごく尊重してもらっているので、すごくありがたいなと思っています。
困った時はもちろん相談に乗ってもらえる。定期的に1on1を行っているので、そのときに「こういうところで悩んでるんですよね」と伝えることができていますし、手を打つ必要がある場合は上司が動いてくれるんですよね。
「そっか、大変だねー」じゃなくてほんとに動いてくれる。非常に信頼しています。
━━上司が動く場面っていうのは、関係者間の交通整理とか?
そうですね。必要な人たちを集めて、進め方をこういう風にできるように働きかけてみますとか。他の人の意見も聞きつつ、改善した方が良さそうであれば巻き取ってくれたり。
━━プロジェクト内のもう1名のデザイナーとのコミュニケーションは。
私よりもデザイナー歴が長い、もうめちゃくちゃ信頼してる、優しいデザイナーさんです。
プロジェクトを回しているのは私なんですけど、回しながら「あー分かんなーい!」ってなることがあるので、「どう思います?」って言って意見もらったりとかしてます。
━━お互いがプロフェッショナルとしてやるべきことをやる関係ですね。
そうですね。で、何か分からないことは質問して、意見を聞いたり。
━━事業部内で、後輩とのコミュニケーションはありますか。
それぞれプロジェクトを担当しているので、同じチームにならないと「どーするどーする?」みたいな相談はしないんですけど。
デザインチーム内で、お互いに「自分のプロジェクトではこういうことを検討してて、デザインこんな感じに考えてるんですけど」というレビューの場があるので、日々、そういうところでコミュニケーションを取っています。
━━ご自身のキャリアについて、どんなことを考えていますか。
まだまだ私にはできるようにならないといけないことがあるな、っていうのをずっと感じていて。みてね事業部に来てからもう4年経ちますけど、コンフォートしてないんですよね(笑)
事業の成長もあって、少し上流の仕事を任せてもらえることも出てきましたが、やりきるにはまだまだ私には足りないものが沢山あると思っています。
━━新しい経験をどんどん重ねていると。
そうですね。今の事業部の成長をひたすら祈っていて、そのために私ができることをやりたい。それをやることによって自然と、デザインに関する技術やプロジェクトを進める力がついてくると感じています。
━━目の前の仕事に真剣に取り組むことが、未来につながるはずだと。
例えば、「5年後にプロダクトを1つ自分で作りたいです」とかそういう分かりやすいビジョンがあるわけではないのですが、少なくとも、任せられた仕事を通して自分が欲しかった力が身に付いている実感があるので、引き続きどんどんできる仕事を増やしていきたいっていう気持ちです。
一方で、「コンフォートしたら動くべきだ」と思っています。今はまだそうではないので、「私はまだまだ、ここで力をつけるべきことが沢山あるな」という気持ちです。
━━プロジェクトを推進する力もその一つだと。
最近のデザイナーは、やれなきゃいけないことがすごい多い気がしていて、その1つである「プロジェクトを進める力」はどうしても必要だと思っているので。それを身につけたい……。
プロジェクトを進める力があれば、デザインの仕事をもっとスムーズに進めることにもつながると思うので。
━━「最近のデザイナーは」という言葉。ここ数年で変化を感じている?
ミクシィ入社後、そういう流れは既にあった気がします。
一般論として、それ以前の時代は、作るだけでいいとか、やることは決まっていてそれを綺麗にやってくれるだけでいいみたいな感じだったと、そういう話をよく聞くので。
自分がそうだったかって言うとそんな実感はないんですけど、聞く話としてはそういう流れもあったんだなと。
━━今日はありがとうございました。最後に、学生にメッセージを。
すごく思いやりがあって、人とコミュニケーション取るのが好きとか、インターネットが好きとか、そういう人たちがミクシィに集まっています。
就活に関しては、プロダクトの魅力を見つけていくといいのかなと思います。なんとなくで受けるのではなく、そういうものがあると、その会社のプロダクトに共感が持てるし、働いていてとても楽しいと思うので。
もしも「ミクシィが作ってるこれが好きだ!」っていうのがあるんだったら、是非っていう気持ちですかね(笑)